すいと伏水とは

豊かな自然風土に恵まれている伏見、かつては「伏水」と書かれるほど、質の高い“水”が豊富な土地です。また、都会や混雑した観光地には無いしっぽりとした雰囲気は大人の女性をとりこにし、いつしか“酔“いしれていることでしょう。そんな、大人の女性がふらりと立ち寄りたくなる“粋”な街(都)、伏見。いうなれば、「水都」「酔都」「粋都」の、3つの「すいと」が伏見の街に秘められています。
すいと伏水とは、そんな3つの「すいと」である京都市伏見区の魅力を、季節に沿った企画を通して国内外に発信するプロジェクトです。

伏見の酒造りの歴史は、稲作の起源にまで遡るといわれており、城下町として栄えた安土桃山時代には伏見の酒蔵も大いに栄え、江戸時代後期から維新にかけての苦難の時代を乗り越え、明治になってから復活して全国的にも知られる酒どころとなっています。
桃山丘陵からの伏流水は鉄分を含まずカリュウムやカルシュウムが適度に含まれた酒造りには最も適した水で、この伏流水と、日本人の原点とも言われる稲作文化が融合して伏見の酒という京都の伝統産品が生まれ、育まれてきました。
また、伏見の酒蔵地域周辺は、和食の原点と言える「京料理」や「おばんざい」の中心素材である九条ネギや水菜・みぶな、伏見トウガラシなど、古くから京野菜の産地でもあり、今なお活発に農業が展開されており、このたびの「京都を繋ぐ無形文化遺産」の選定にあたっても「京の食文化―大切にしたい心、受け継ぎたい知恵と味」を実施し、その一翼を担ってきた地域でもあります。